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脳疾患映像AI専門企業のNeurophet社、ビル・ゲイツ氏の「アルツハイマー病データイニシアティブ」ハッカソン1位に

2022-08-22    hit . 59385


脳疾患映像の人工知能(AI)ソリューション専門企業のNeurophet社は、自社の研究本部所属の3人チーム(Team NEUROPHET)が
アルツハイマー病データイニシアティブ(Alzheimer’s Disease Data Initiative. 以下、ADDI)が主催した
「NTK(NeuroToolKit)ハッカソン」で、革新(Innovation)部門を1位を占めたことを8月19日発表した。

ADDIはアルツハイマー病などの認知症の克服のために結成された医療研究団体で、2018年マイクロソフト社の創業者であるビル・ゲイツ氏が
アルツハイマー病のデータ共有改善に関心ある組織及び業界のパートナー連合を結成することで作られた。
ADDIにはアルツハイマー協会、アメリカ国立保健院、イギリス医学研究会等の研究及び医療機関をはじめ、
Biogen社、Eli Lilly社などの多国籍製薬バイオ企業らが多数所属されている。

今回のNTKハッカソンは、ADDIでアプリ形態で提供する健康関連メタデータ(NTK)を活用して
アルツハイマー病の代表的なバイオマーカーであるアミロイド(A)、タウ(T)、神経退行(N)との連結性を探すのが主要課題であった。

課題の目標は、肉類・糖類の摂取などの食習慣、運動、喫煙、飲酒などの要因がアルツハイマー病に繋がる可能性を
脳脊髄液(CSF)及び脳体積値などのデータを持って複合的に分析することで、
Neurophet社研究本部所属のキム・ウンヨン博士、チェ・ヨンシム博士、イ・ミンウ研究院の3人は
Neurophet社の中核研究プロジェクトの一つである「ATNVプロジェクト」の基本モデルを活用して課題を遂行した。

ATNVプロジェクトはAI映像分析技術でアルツハイマー病のバイオマーカーである
「アミロイド(A) –タウ(T)-神経退行(N)-血管性神経病理(V) 」を定量化して認知症の種類と段階を探すプロジェクトである。
従来のアルツハイマー病の診断段階である「正常-軽度認知障害-アルツハイマー病」をより細部的に分類し、
アルツハイマー病をより早い段階で早期診断できるようにバイオマーカー観点の研究を進めている。

今回のハッカソンに参加したキム・ウンヨン氏(Neurophet社の脳映像研究部門取締役)は、
「ハッカソンの審査委員たちが当社のATNVプロジェクトの基本モデルを活用したデータ接近方式を新鮮な出来事と思ったみたい」とし、
「今回のハッカソンを通じて当社が開発した定量的分析技術の競争力を対外的に立証することになって嬉しい」と述べた。
また、「今後ATNVプロジェクトを拡張して、運動頻度や飲酒、肉類・糖類の摂取などの生活習慣と
認知機能間の関係に対する研究も進められると期待される」と付け加えた。


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ソース:韓国『人工知能新聞』 https://www.aitimes.kr/news/articleView.html?idxno=25816