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Laonz社、人工知能・AR適用したパーキンソン患者歩行支援機器「スマートグラス」開発

2021-12-10    hit . 60475


Laonz社のスマートグラスの試演画面

Laonz社のスマートグラス

2021.12.09 16:45

ICT融合技術ヘルスケア研究開発専門企業Laonz社はパーキンソン患者の歩行を支援する「スマートグラス」を商用化したと9日に発表した。

「スマートグラス」は患者の外部活用をアシストする歩行支援機器であり、
「See Through」式の両眼レンズで人工知能、状況認知、コンピュータービジョン技術を提供したARを具現し、
カメラを通じて眼球の微細な揺れを分析して認知症の診断が可能になる。

歩行パターンを取集・分析して「歩行機能の向上」のためにビジュアル的パターンも提供する。「スマートグラス」は現在、
海外グローバル流通企業に供給を準備している。

韓国の食品医薬品安全処は9月、「医療機器品目及び品目別等級に関する規定」の一部改訂案を通じて
新技術が適用された医療機器の研究開発の方向性を整えた。
また、安全管理の体制を設けるために歩行支援用機器にスマートグラス品目を分類・新設した。
これにてLaonz社の「スマートグラス」は食薬処から安全性と機能性を認められた。

現在、パーキンソン病の治療剤市場には病症を緩和させる薬はあるが、根本的な治療剤はないのが現状。
韓国の国民健康保険公団によると、韓国のパーキンソン患者は2016年基準9万6,766名から2020年11万1,313名に5年間15%増加した。
2020年基準、全体患者の約93%は60歳以上の高齢者であった。

「スマートグラス」は慶北大学校の脳神経センターでの臨床研究の結果、パーキンソン患者の移動速度と歩幅の増加が目に見えた。

Laonz社の代表取締役であるS.Y.SHIN(シン・サンヨン)氏は、
「スマートグラスは神経細胞が損傷された歩行が不自由になるパーキンソン患者向けに先ず適用される予定であり、
今後認知機能が低下された老人性認知症患者を含めた物流、ヘルスケア、アパレル、保安、ゲーム、自動車などの
様々な産業に拡大適用する計画である」と述べた。

一方、Laonz社は既存事業の安全性強化と共にARに基づいたパーキンソン患者の歩行支援機器及び認知症早期診断分野の事業力量確保を通じて
技術特例上場(IPO)を準備している。

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ソース:韓国『人工知能新聞』 http://www.aitimes.kr/news/articleView.html?idxno=23528