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人工知能の歴史先生が登場!UNISTのS.A.KO(ゴ・ソンアン)教授チーム、歴史勉強を助ける AI視覚化技術を開発

2021-08-06    hit . 60822


開発された人工知能基盤の歴史勉強システム

人工知能・視覚化システムの自動お勧め機能

2021.08.05 12:00

人工知能(AI)基盤の歴史学習システムが開発された。

人工知能が複雑な歴史情報を一目瞭然に整理して見せてくれるシステムである。
大変な歴史資料の整理作業は人工知能が代わって行ってくれる。

学習者は好みに合うテーマだけ選んだらOK。つまらない暗記科目と思われる歴史を自ら楽しく勉強できるようになる。

UNISTのコンピューター工学科のS.A.KO(コ・ソンアン)教授チームは歴史情報を視覚化して見せてくれる歴史学習システムの開発した。
AIが歴史的な事件と年代、地理的情報を連携して画面に映し、学習テーマをお勧めしてくれるシステムである。

新しいシステムは歴史データの文書にAIトピックモデリング技法を適用して作り上げた。人工知能が様々な世界史的事件を抽出すると、
その事件の発生時期と位置が画面に表示される。また、重要な歴史的イベントは画面に強調されて表示される。

システム画面は大きく3つのモジュールで構成されている。

特定キーワード(テーマ)の頻度を年表で確認できるイベントビュー、歴史的事件が地図に表示されるマップビュー、
そして分類された重要な歴史的な事件情報をイメージ(サムネイル)とともに視覚化して提供するリソースビューで構成されている。
ユーザがテーマ、年代を変えたり、地図の特定領域を選定する場合、リソースビューで提供される資料が変わる。

自動お勧め機能もある。ユーザがリソースビューの文書をクリックして読むと学習者が関心を示した歴史的事実と最も関係深く、
他のユーザから最も読まれた歴史的事実をお勧めして画面に映ってくれる。これは学習者が興味を持って歴史勉強に集中できる原動力になる。

S.A.KO教授は「膨大な学習データと学習方法の不在で自己学習が難しかった歴史分野に人工知能技術を導入して
学生たちが自分の好みに合う歴史的事件を通じて歴史を面白く、優しく勉強できるようにした」とし、
「類似な学問特性を持つ政治、経済、社会、文化などの学習にも応用できると思う」と期待感を示した。

人文学部のJ.W.LEE(イ・ジュヨン)教授は「既存の歴史授業は教科書への依存度が高く、学生たちが好まないのは勿論、
教科書の執筆者の主観が入り込みやすい」とし、「このシステムを示範的に活用してみた結果、学習者が興味を失わず、
歴史的事件を多角的に解釈して学習者自ら仮説を立てて検証する、習者主導的な歴史学習が可能であることを確認した」と述べた。

科学技術教育センターのG.A.SON(ソン・ギョンア)教授は「歴史分野は膨大な資料のため自ら適切な学習資料を探すことも難しく、
学習者が認知的過負荷に責められやすくて自己学習が難しい学文」とし、「当人工知能システムでのような問題を解した」と述べた。

UNIST人文社会学部のJ.W.LEE教授と科学技術教育センターのG.A.SON教授、バイオメディカル工学科O.S.KWON(クォン・オサン)教授、
リーダーシップセンターのJ.G.SIM(シム・ジェギョム)研究員などが参加した今回の研究は6月3日にオンラインで
「HisVA:歴史学のための視覚分析システム(HisVA: A Visual Analytics System for Studying History)」というタイトルで発表され、
また、学術誌である「電気電子工学会の視覚化とコンピューターグラフィック
(IEEE Transactions on Visualization and Computer Graphics)」にも掲載される予定である。

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