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人工知能分析で不要なCT検査を30%減らす!Lunit(ルニット)社、ハーバード・マサチューセッツ総合病院と共同研究結果

2021-07-30    hit . 60594


Lunit INSIGHT CXRで胸部レントゲン写真を分析している。

2021.07.29
医療人工知能(AI)企業であるLunit(ルニット)社が米国ハーバード医科大学のマサチューセッツ総合病院(Massachusetts General Hospital )と進めた共同研究で
放射線科専門医たちが人工知能を活用して、より効果的な胸部レントゲン分析ができるとの結果を発表した。

ハーバード医科大学(Harvard Medical School)付属病院であるマサチューセッツ総合病院(MGH)は
米国で最も長い歴史をもっている病院の一所ででもあり世界的な学術機関でもあって、Lunit社とは2020年から研究パートナーとして縁を結んでいる。

共同研究チームは昨年、Lunit社の肺疾患の診断補助ソフトウェアである「Lunit INSIGHT CXR」で
胸部レントゲン写真から肺がんを誘発する恐れがある悪性肺結節を正確に検出できることを立証した。
当該内容は世界的な学術誌である「JAMA Network Open(ジャマ・ネットワーク・オープン)」に掲載された。

今回の研究は単純な精度だけではなく、Lunit INSIGHT CXRが実際に医者の胸部レントゲン判読の効率性にも影響を与えるかにスポットをあてた。
本研究には3人の放射線科研修医と5人の放射線科専門医など、計8人の専門家が参与した。

米国の国家肺癌検診研究(National Lung Screen Trial、NLST)に参加した519人の胸部レントゲン診断データを分析した結果、
AIを活用した分析が医者と患者両方に効率的な手段になれることが明らかになった。

研究に参与した医者たちは肺がんの危険性がある患者に胸部CT検査を28%多く勧めて、がんの陰性の患者に不要な胸部CT検査を約30%も少なく勧めたのである。

本研究を総括したマサチューセッツ総合病院の放射線科のMannudeep K. Kalra教授は
「AIを使えば胸部レントゲンで肺結節を正確に検出できるだけではなく、一部の患者には不要な胸部CT検査を受けなくても良い、との意味」とし
「本結果によって患者たちは不要な放射線露出から避けて、高い医療費も払わなくてもよい、との恵沢を受けることになる」と述べた。

Lunit社の代表取締役のB.S.SEO(ソ・ボンソク)氏は「胸部レントゲンは肺がんを診断できる1次診断道具であるが、
3次元である人体構造を2次元イメージで表す特性のため、限界がある」とし
「Lunit INSIGHT CXRによる正確な分析は医療専門家が患者により正確で効率的な診断を提供することに役に立ち、
潜在的ながんの早期予防とともに追加検査が要らない患者の時間やコスト節約できる」と説明した。

一方、Lunit INSIGHT CXRは350万枚以上の医療データを学習して、肺結節及び硬化、気胸をはじめ9種の主な胸部疾患を高い精度で検出する。
韓国食品医薬品安全処の許可及び欧州のCE認証を獲得して、現在全世界30ヶ国の300ヶ所以上の医療現場で使われている。


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