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ビッグデータから消防の未来を探す… 韓国消防庁、119ビッグデータ分析事業を推進

2021-07-12    hit . 60587


2021.07.12 08:50

韓国消防庁は、ビッグデータを活用した先制的な消防政策の樹立および
災難現場での科学的な現場対応のために、119ビッグデータ分析事業を推進すると、7月12日発表した。

消防庁は119緊急救助標準システム、消防苦情情報システムなど24種の情報システムを運営しており、
情報システムには申告内容、現場映像、消防施設など価値のある災難現場の情報が約182億件保存されている。

本事業は、このようなデータを単なる統計分析中心に活用していた従来の方式から脱却し、
分析価値の高い消防データをビッグデータ分析モデルとして開発·活用することにより、消防サービスの品質を高めることを目指す。

ビッグデータ分析事業は消防の3大業務領域である火災·救助·救急を中心に
3つの分野(火災対応·予防、救助·生活安全、救急)の9個の課題を推進する。

火災対応·予防分野は、▲災害現場対応の効果性向上▲火災予防強化地区の危険軽減
▲火災発生の要因分析▲知能型災害拡散防止のための4つのビッグデータ分析モデルを開発する。

火災の類型別の原因、被害、対応など相関関係の多次元分析結果は予防対策の樹立及び適合型の現場対応策に活用し、
消防対象物、火災警戒地区の探索及び火災危険性の分析結果は事前予防活動及び最適な消防力配置方策に活用する。

また、火災発生報告書基盤の火災発生要因分析により客観的な危険指数を開発し、
空間情報を基に山火事·化学事故データを分析して山火事·化学事故予測シミュレーションも開発する予定である。

救助·生活安全分野は、▲災害弱者の人命被害軽減▲危険物·有害化学物質脆弱地区分析
▲大災害発生対応のための消防力動員適正性分析の3つのビッグデータ分析モデルを開発する。

地域別の人口、特定施設の利用者現況、災害による死傷者統計等を分析し、災害弱者の人命被害軽減に活用し、
危険物・有害化学物質取扱施設等のデータを活用して、有害化学物質等の拡散被害を最小化できるモデルを開発する。

あわせて、全国の災害状況および消防力分布現況などを多層分析し、以前の江原道(カンウォンド)高城(コソン)の山火事のような
大型災害発生時、短時間内に消防資源を集中投入できるように最適化された消防力動員体系を支援する予定である。

救急分野は▲救急医療対応体系の改善▲救急隊員の感染防止及び業務荷重の減少のための2つのビッグデータ分析モデルを開発する。

特別救急隊·一般救急隊の救急活動と患者の予後を比較·分析して、119救急隊員の応急処置業務範囲の改善に活用し、
業務荷重の要因などを分析して業務荷重を分散し、迅速な移送ができるように救急隊を再配置する根拠資料として活用する計画である。

消防庁のH.Y.NAM(ナム·ファヨン)消防政策局長は「火災·救助·救急などの消防業務にビッグデータ分析モデルを適用し、
国民の安全を体系的·科学的に守っていく。今後も持続的に分析モデルを拡大していく」と述べた。


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