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NAVER社、「HyperCLOVA(ハイパークロバー)」のディープラーニング技術…音声認識AIエンジンに融合して性能を大幅に強化 

2021-07-09    hit . 60633


2021.07.08 10:18

NAVER(ネイバー)社が、「HyperCLOVA(ハイパークロバー)」のディープラーニング技術を、
音声認識AIエンジンにも融合して、性能を大幅に強化した。
これにより、CLOVA Note(クロバー・ノート)、CLOVA Carecall(クロバー・ケアコール)等の
音声認識を活用した様々なサービスにアップグレードされた当該エンジンを搭載して
より便利なユーザーエクスペリエンスを提供する予定と7月8日発表した。

AIディープラーニングはデータと、データを説明する「ラベル(Label)]の両方を同時に学習させる
「教師あり学習(supervised learning)」方式で行われてきた。

例えば、猫のイメージと「猫」との説明を共に学習させる方式である。
音声認識AIを開発するためには、音声と音声内のテキストを共に学習させなければならない。

このような[データラベリング(Data Labeling)]は、普通人の手作業で行われるため、学習データの構築に時間・費用が多くかかる。
その反面、「教師なし(self-supervised learning)」は、ラベル無しでデータ自体のみで学習出来る最新のディープラーニング技法で、
学習の効率性を数段高める事ができる。

これは、NAVER社が最近公開した超大規模(hyperscale)AI 「HyperCLOVA」の中核技術でもある。

又、NAVERは教師なし学習の技法をAI音声認識エンジン「NEST(Neural End-to-end Speech Transcriber)」にも適用することで、
従来に比べて音声認識の精度を約30%高めることが出来た、と明らかにした。

新しい学習技法の適用により、音源データ内のテキストを確認する転写(transcription)作業を最小化しながらも、
従来より正確なAI学習が可能になって、モデルの学習時間及び費用も画期的に低減された。
NESTエンジンは短文中心の音声命令よりは、複雑な長文の音声表現を認識するのに最適化されて技術で、
NAVER社が2020年4月に初めて公開した技術である。

アップグレードされたNESTエンジンは、最も優先的に「CLOVA Note」に搭載された。
NAVER社が去年末リリースした音声記録サービスであるCLOVA Noteは、高い認識率と便利なサービスで使用者からの呼応を得て、
今年1月に比べて先月(6月)の使用者数(MAU)が2.5倍増加する等、早い成長ぶりを示している。

最近は、アプリの累積ダウンロード数が40万件を超えている。NAVER社はCLOVA Noteを手始めに、
AIが電話でCOVID19の能動監視対象者(注:隔離はしないが、保健所から1日1回電話でモニタリング必要な人)を確認するCLOVA Carecall、
ニュースの自動字幕サービス等の音声認識AIが適用された様々なサービスまで徐々に適用を拡大していく予定である。

NAVER者のI.S.HAN(ハン・イクサン)責任リーダは、「NAVERは音声AI分野の二大国際学会である「INTERSPEECH]と「ICASSP]で、
今年それぞれ9件ずつの論文が採択される等、韓国を乗り越えてグローバル最高レベルの音声技術の競争力を既に認められている]とし、
「ここにHyperCLOVAの技術を融合させることにより、様々な音声AIサービスの性能をより高度化していく」と述べた。


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