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スリップテックAI企業Ouarlab社、AI学習用データ構築の国策課題として選定... 計50億KRW規模

2021-06-24    hit . 60399


2021.06.24 08:42

スリープテック(Sleep Tech)AI企業Ouarlab(アワーラボ)社は科学技術情報通信部が主管し、
韓国知能情報社会振興院(NIA)が推進する「2021年度人工知能学習用データ構築事業」に選定され、
今年5月から計50億KRW規模の国策課題開発に選ばれて、当該課題を進めている。

この課題は、人工知能技術を用いた疾病診断用の赤外線睡眠映像データの構築を目標とする。
今後、医療データへのアクセスが困難な人工知能関連の民間企業及び公共機関、研究所の
睡眠関連の人工知能の研究と開発に必要な良質のデータをこの課題を通じて供給できるようになる見通しである。

当該開発課題は、ソウル大学校病院とOuarlab社の共同参加で行われる。
2021年12月までの8ヶ月間の研究を通じて赤外線睡眠映像データを構築し、
これを基にAIに基盤の自動読み取りアルゴリズムを開発する。

Ouarlab社は赤外線睡眠映像データと連携した終夜睡眠ポリグラフ検査データの構築を担当することになる。
終夜睡眠ポリグラフ検査の結果には、睡眠中に発生する脳波、呼吸、動きなど20種類以上の様々な生体信号が含まれる。
Ouarlab社は既に10,000件以上の検査結果から、これらの信号を標準化しデータセットを成功的に構築した実績がある。

今回の課題では、計1000件の終夜睡眠ポリグラフ検査 データと連携した5000時間以上の赤外線睡眠映像データを確保して、
非識別化処理とデータ検証を通じて最終データを完成させる。

その後、このデータを基にAI基盤の自動読み取りアルゴリズムを通じて、
睡眠中の異常行動及び睡眠効率の予測モデルまで開発することになる。
このように構築されたデータはオンライン専用プラットフォームを通じて、民間と公共で活用できるように開放する方針である。

又、今回の課題は雇用創出にも寄与する見通しである。Ouarlab社はキャリア断絶女性、
又は長期失業状態の青年層を優先的に採用して、課題を進める計画である。

Ouarlab社の代表取締役H.W.SHIN氏は「各病院に構築された赤外線睡眠映像システムに収集されたメディカル情報は
自動化された診断とモニタリングにとても有意義に活用できる」とし「この課題を通じて睡眠映像データが構築されれば
映像による睡眠疾患予測とモニタリングのための様々なサービスの開発も可能になる」と述べた。

一方、Ouarlab社は自社が開発した人体反応型睡眠無呼吸症治療機器の「オックスリップ」を今年のあたま、
食品医薬品安全処の医療機器許可を終えて米国食品医薬局(FDA)の許可を準備している。
Ouarlab社は自社のAIプラットフォームを通じてオクスリップの使用者の実際の睡眠ビッグデータを構築、
睡眠疾患を治療するAI基盤サービスとデジタル治療剤を持続的に開発する計画である。

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