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LG電子、VunoMed AIソリューションを搭載した人工知能基盤の「デジタルX線検出器」を発売

2021-06-22    hit . 60518


2021.06.22 10:00

2016年から医療用映像機器市場を攻略しているLG電子が人工知能(AI)診断補助機能を搭載した
「デジタルX線検出器(DXD: Digital X-Ray Detector)」を22日に発売する。

LG電子は診断用·臨床用·手術用モニターやデジタルX線検出器などの医療用映像機器の全ラインナップを備えている。
今回の新製品は「映像獲得ソフトウェア」とハードウエアである「X線検出器」で構成される。
顧客はハードウェアとソフトウェアをそれぞれ購入することも出来るし、パッケージとして購入も可能である。

LG電子が「デジタルX線検出器」に人工知能機能を適用したのは今回が初めてである。
「デジタルX線検出器」は従来のアナログX線とは違ってフィルムを必要としない。
撮影の後、獲得した映像がすぐPCに伝送されるが、新製品は原本の映像と共に
人工知能ソリューションが分析した映像を伝送し、医療スタッフが比較して診断できるようにする。

この映像獲得ソフトウェアには、医療AI企業のビューノ(VUNO)社の人工知能診断補助ソリューションが適用された。
このソリューションは胸部X線のイメージから結節、硬化、気胸、滲出、間質性陰影など異常所見を探知し、
病変部位を正確に提示して医療スタッフの判読を助ける人工知能ソリューションである。

これは医療スタッフが結核、肺炎、肺がんのような主要肺疾患を迅速かつ正確にキャッチできるようにする。
判読時間の短縮が出来、病変を発見できる確率も高める。

特にこのソリューションは臨床試験を通じて5つの胸部異常所見に対する高い性能(AUROC)とともに
優れた敏感度と特異度を立証し、2019年8月に韓国食品医薬品安全処からの許可を受けた。

当該ソリューションはCOVID19による肺炎診断にも役立てるため、
韓国の首都圏及び江原道と忠清道地域の選別診療所、大邱·慶北内の大型病院などで
映像医学的に肺炎の有無を迅速に確認するなど、COVID19の対応にも活発に活用されている。

LG電子は、新製品の放射線関連の恐れも減らした。
従来品に比べてX線敏感度の高い酸化物薄膜トランジスター(Oxide TFT)パネルを使用し、
ソフトウェアとハードウェアの改善を通じて標準放射線量の半分の水準でも最適な結果を得られるようにした。

LG電子は韓国、米国、ヨーロッパ等のグローバル市場でデジタルX線検出器を順次発売する計画である。
今月21日から24日までドバイで開催される中東最大の医療機器展示会「アラブヘルス(ArabHealth2021)」で新製品を披露する。

LG電子のIT事業部長のI.H.JANG専務は「新製品は誤診発生を減らすのは勿論、被曝線量を最小化するなど
患者の健康を最優先に考えた製品」とし「長い期間モニターをはじめとするIT事業の経験と
顧客から認められた技術力を基に差別化された医療用映像機器ソリューションを持続的に披露していく」と強調した。

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