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Avikus(アビカス)社、韓国初のAI基盤の完全自動運航船舶を浮かべた…人の介入なく「出航-運航-接岸」まで

2021-06-17    hit . 60544


現代(ヒュンダイ)重工業グループの船舶自動運航専門企業であるAvikus(アビカス)社が、
韓国内で初めて人工知能(AI)基盤船舶の完全自動運航に成功した。

Avikus社は16日、慶尚北道の浦項(ポハン)運河一帯で開かれた「船舶自動運航試演会」で
12人乗りクルーズ船舶を人の介入なしに完全自動運航することに成功した。

全長10kmの浦項運河は、水路の平均幅が10mで狭く、内外の港に船舶が密集しているため複雑で厳しい運航環境なっている。
当日の試演会にはKAISTや韓国海洋大学、KT社などが共に参加した。

Avikus社は今回の試演会で人工知能(AI)が船舶の状態と航路周辺を分析し、
これを拡張現実(AR)基盤で航海者に知らせる「ハイナス(HiNAS)」と、
船舶の離·接岸支援システムである「ハイバス(HiBAS)」などの最先端技術を活用、
船舶の出航から運航、帰港、そして接岸に至るまで完全な自動運航を披露した。

特に自動運転車に搭載されるレーザー基盤のセンサー(LiDAR)と特殊カメラなどの先端航海補助システムを船舶に適用することで、
船員がいなくても海上の天候、海流、漁船の出没など、様々な突発状況に船舶自ら対処できるようにした。

Avikus社は今回の試演会の成功をもとに、自動運航関連技術を高度化して、旅客船と貨物船などのすべての船舶に拡大適用していく計画である。
このために、早ければ今年の下半期、国内船会社とともに、世界初の自動運航技術による大型商船の大洋横断に乗り出す予定である。

Avikus社のD.H.LIM代表は「今回の実証に成功した船舶完全自動運航技術に基づいて来年に自動運航レジャーボートを世界最初で商用化する」とし
「絶え間ない研究開発と人材を迎え入れることで未来の海上モビリティの終着点と考えられる自動運航船舶市場の
ファーストムーバーとして生まれ変わりたい」と述べた。

グローバル市場調査会社であるアキュートマーケットレポート(AcuteMarketReports)によると、
自動運航船舶及び関連機材の市場は年平均12.6%成長し、2028年には市場規模が2,357億ドルに達すると予想されている。

一方、Avikus社は2020年12月、船舶自動運航システムの高度化と専門性を高めるために、
現代重工業グループ社内ベンチャー第1号として発足した船舶自律運航専門会社で、
先端航海補助及び自動運航ソリューション分野の先導企業として成長している。


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