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NEC、人工知能による「バレット食道患者」の内視鏡検診で腫瘍部位を識別する。

2021-06-01    hit . 60435


AIソフトウェアは内視鏡検査機に接続され、内視鏡検査の過程でとらえた画像から潜在的バレットの新組織形成を検査機使用者に自動的に通知

NECが28日、胃酸が食道に逆流し、食道先端の粘膜が持続的な胃酸の逆流によって長時間胃酸に露出することで食道組織が胃組織に変わる「バレット食道」患者の内視鏡検査中に医師が新組織形成(腫瘍)を探知するようサポートする人工知能(AI)技術を開発したと発表した。

これは、欧州の安全性、健康及び環境保護基準であるCEマークを獲得するのに必要な要件を満たす関連分野世界初の技術であり、近いうちに「ワイズビジョンエンドスコーピー(WISE VISION® Endoscopy)」という商標で欧州で発売され、医師がバレットの新組織形成を探知するように支援する予定である。

このAIソフトウェアは内視鏡検査機に接続され、内視鏡検査の過程で捉えた画像から潜在的なバレット新組織形成を検査機使用者に自動的に通報することになる。

特に、バレット食道は食道の内壁が胃の内壁に似たものに代替される前癌段階である。 バレット食道患者は、正常な人より食道癌の発生リスクが30-40倍も高いが、この癌を早期に発見すれば内視鏡手術を通じて除去し、治療することができる。

NECは、医師らが検診する際、バレット新組織の形成を探知する難しい問題を解決するため、欧州消化器内視鏡学会(European Society of Gastrointestinal Endoscopy、ESGE)研究委員会委員長のプラディープ·バンダリ(PradeepBhandari)教授(英ポーツマス)と協力し、この新技術を開発した。

NEC は、米国標準技術研究所(National Institute of Standards and Technology、NIST)が高く評価した自社の顔面認識技術をこのソリューション開発に適用した。 この技術はNECの先端AI技術ポートフォリオである「NECザ·ワイズ」(NEC the WISE)の一つだ。

プラディップ·バンダリ教授は「AI技術分野で世界をリードする企業であるNECが内視鏡施術分野に進出し、消化管の新組織形成を探知·管理できるようにするワイズビジョンエンドスコピーを開発できて嬉しい」と述べた。

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