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[イシュー] 指ぐらいの大きさのライダー! POSTECHの研究チーム、ナノ光学基盤の超小型ライダー技術を開発

2021-05-11    hit . 60421


POSTECH(浦項工科大学校)の研究チームが開発したナノ光学基盤ライダー技術がナノ科学及び工学分野で最高の学術誌である「ネイチャーナノテクノロジー(Nature Nanotechnology)」の招待論文として5月6日に発表された。

論文ではPOSTECHの機械工学科·化学工学科のJ.S.ROH教授、機械工学科博士後期研究員I.K.KIM博士、化学工学科統合過程のJ.H.JANG氏の研究チームが、フランス国立科学研究所(CNRS-CRHEA)と共にメタ物質基盤の超小型ナノ光学研究を通じて開発したライダー装置と光学ライダ技術を集中的に照明した。

又、研究チームが遂行している相変化物質基盤のビームスキャニング技法、点群生成装置を利用したビームスキャニング不要のフラッシュタイプのライダー、光源-素子集積技術及び大量生産技術のような中核ナノ光学技術も紹介している。

特に、研究チームが開発した超精密ライダー装置は自動運転車だけでなく知能型ロボットやドローン、3次元パノラマカメラ、CCTV及びAR(拡張現実)プラットフォームにも拡張できると説明した。

ライダー技術はレーザービームを物体に照射した後、戻ってくる時間を測定し、物の深さ情報を測定する技術である。
特に、ライダーセンサーは自動運転車、知能型ロボット及び無人航空機分野のような機械産業から、最近はiPhoneに搭載されて3次元顔認識や決済のための補完システムに適用される等、未来型ディスプレイ分野で注目されている。

現在、自動運転車の屋根に取り付けられた高仕様の機械式ライダーの大きさは大人のこぶし二つを重ねた体積程度で、価格は数百~数千万KRWに達する。 それだけでなく、莫大な電力が消耗される充電過程、それによる発熱問題等、まだ解決しなければならない問題が多い。

研究チームは、これに対する代案としてナノ光学技術基盤の超小型ライダー技術を提示した。
ライダーの基本測定原理から最新の超高速·超精密ナノ光学測定技法、メタ表面、ソリトンコーム(Soliton microcomb)、光導波路等のようなナノ光学素子など様々な方面でナノ光学技術がどのようにライだーセンサー技術を革新できるかを説明している。

J.S.ROH教授は、“現在研究チームは実際にメタ表面装置基盤の超小型複合ライダー技術を開発するために様々な後続研究を行っていて、この研究が成功すれば、一つの指節ほどの大きさの超高速·超精密ライダー装置を安く実現できるものと期待される″と明らかにした。

一方、紹介された論文のタイトルは「ナノ光学基盤の超小型ライダ技術(Nanophotonics for light detection and ranging technology)」で、この研究は韓国科学技術情報通信部と韓国研究財団の中堅研究、グローバルフロンティア、RLRC地域先導研究センター、未来素材ディスカバリー、ERC先導研究センター、世宗科学フェローシップ、SL、LGイノテック社などの支援を受けて行われた。

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