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VUNO社、AI基盤の肝臓がん研究結果を発表… 形態計測,診断補助,予後予測,治療反応の予測まで

2021-05-10    hit . 60340


ASCO 2021で組織分類·細胞検出の2つのディープラーニングモデルで肝臓癌患者生存率と関連性の高い因子を確認

医療AIソリューションの供給企業のVUNO社が今年6月に、世界3大癌学会の一つである米国臨床腫瘍学会(以下、ASCO)で人工知能基盤の肝臓癌病理関連の抄録研究結果をポスターセッションを通じて発表する。

今回の研究は、昨年の癌研究学会(AACR)で発表した研究に続いて、米国MDアンダーソン癌センター(The University of Texas MD Anderson Cancer Center)と進めた2番目の共同研究である。

VUNO社の病理研究チームは、自社の人工知能基盤の病理研究フラットフォーム「VUNOMed®-PathLab™」で、351人の肝臓がん患者の組織スライドを分析した。
当該プラットフォームは組織を悪性細胞、リンパ球、粘液、正常組織等に分割するモデルだけでなく、細胞の探知及び分類を担当する検出モデルを基に、病理映像をより客観的かつ精巧に分析できる機能を提供する。

研究の結果、リンパ球で区分された領域別細胞密度(CellDensityperLymphocyteSegmentedArea以下CDpLA)が肝臓がん患者の生存率を予測することにおいて主要な変数と確認された。
CDpLAが高いほどがん患者の生存中央値(Median Overall Survival)が高く、免疫活性化関連遺伝子の発現が増加した反面、免疫抑制遺伝子の発現は減少した。

このような結果は、CDpLA が肝臓がんの予後を予測する有意なバイオマーカーとなり得ることを裏付ける。

VUNO社のCTOであるK.H.JUNG氏は、“今回の研究は人工知能技術でデジタル病理映像を組織単位だけでなく細胞単位まで定量化することで、肝臓がんの予後予測に重要な因子を明らかにしたという点で意味をもつ″といって、“このような技術を統合して、患者別の予後および治療反応予測を通じた精密医療ソリューション開発を進める計画″と明らかにした。

VUNO社はデジタル病理分野で人工知能を利用した様々な研究開発と製品化を進めて、本格的な成果を出している。

今年3月にPhilips Korea社とと形態計測ソリューションに関する供給契約を締結し、自社の人工知能基盤胃がん病理診断補助ソリューション VUNOMed®-Path GCAI™の開発及び検証過程を臨床癌学会が発刊する世界的な権威誌のCCR(ClinicalCancerResearch)に掲載した。

又、精密医療のための予後及び治療反応の予測に関しては、昨年のAACR及びASCOにそれぞれ大腸がんと胃がんの研究結果も発表している。

一方、ASCO は腫瘍学分野で世界的な権威を持つ学会で、毎年150 カ国以上で約4 万人のがん専門医をはじめ、グローバル製薬企業、ヘルスケア企業の関係者等が参加し、がん治療に関する最新の研究結果を共有し発表する。

ASCO2021は今年6月4日から6月8日までオンラインで行われる。

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