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養殖場を利口に守る「スマート浮標」…データ収集と電池を一つに!

2021-03-17    hit . 61174


スマート浮標は漁場の位置は勿論、水温、塩度、pH等の15種の海洋データをいつどこでも確認できる。
又、海洋特化電池(海水電池)機能で、海の中で安全な電力供給が出来るため、海洋で様々な活用が期待される。



UNIST(蔚山科学技術院)と KIOST(韓国海洋科学技術院)は進めた「2020年地域活力プロジェクト事業」が具体的な成果を出している。
主人公は事業の受益企業であるKLABS社である。

この企業は海洋特化電池(海水電池)を適用したスマート浮標製品のリリースを控えている。

KLABS社が製作している「海洋特化電池基盤の多目的養殖場浮標」は、様々な海洋データの収集が出来る装置である。
海水中のナトリウムイオンを用いて電気を充・放電する海水電池が適用されて、3Dプリンティング方式で、安い費用で個別化した形態を提供出来ることが特徴である。

今回の実証製品の開発は、開発段階から研究機関と民間企業が協力したことで、その意味が大きい。
現場で必要とする技術に対して個別化した支援で試作品の製作が行われたため、早い事業化及び現場適用が期待できるからである。

KLABS社の代表取締役のW.H.KIM氏は“既存の高価の海洋観測用浮標を代替できる、安くて海洋親和的な製品を開発した”と言って、“今後IoT基盤の養殖場の自動制御システムの開発、魚群探知機付着による漁業活動の活性化は勿論、海洋ビックデータの蓄積に基づいた海洋環境の予測等の新事業分野にも拡張する計画”と述べた。

今回の試作品の開発は、産業通商資源部が推進する「地域活力プロジェクト事業」の一環である。
UNISTとKIOST等は、2020年5月「海洋特化電力供給装置の基盤構築及び海洋機器の実証事業」に選定されて蔚山地域の企業たちと海洋特化電池を適用した製品の製作及び実証を支援している。

UNIST海水資源化技術研究センター長のY.S.KIM教授は、“スマート浮標は大学校の実験室で開発された中核技術が地域社会の新しい事業創出にも寄与出来る可能性を見せた事例”と言って、“浮標を通じて収集されるデータは、最近構築された海洋水産分野のビックデータプラットフォームと連携して様々な新事業の創出にもつながることが出来る”と期待を述べた。

蔚山市の関係者は“海洋特化電池(海水電池)の基盤構築を通じて、電池の信頼性と生産性を確保し、これを通した実証で次世代エネルギ新産業を主導して、地域内の新規働き口と売上を創出して、主力産業の機器を克服するのに助力していく”と述べた。

一方、2次海水電池は、UNISTの海水資源化技術研究センターが2014年最初で技術開発に成功した後、韓国電力公社、韓国東西発電、KIOST等の支援を受けて商用化の研究が持続的に推進されている技術分野である。

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